北十勝ファーム便り

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北十勝ファーム便り NO.30

今年も宜しくお願いします
新元号になって初めてのお正月でした。皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。
十勝は雪の少ないお正月でなんだか不思議な気分でした。
全国的にも例年の30%程度の積雪量というところが多いようです。
これからドカ雪が来るのでしょうか…
北海道や東北で飼われている地方特定品種の短角牛は「夏山冬里」という飼い方が特徴的な牛です。
飼料効率がよく、子育て上手な短角牛は放牧適正があり、青草が伸びる夏に母子牛で山に放牧し、雪が降って食べる草がなくなる冬は山から下げてきて、牛舎で夏に刈り取った草を与えながら飼うのです。
だから今は牛舎に居るはず…ですが雪が少ないため、まだ数頭放牧地に居ます(;^_^A トップの写真は元日の足寄本場の奥の放牧地。雪が全然ありません!笑
しかし青草はもう生えていないので、乾草のロールを放牧地に置いて食べさせています。


一年の計は元旦にあり
大みそかは夜の仕事を終えたら、皆で牧場内に祀っている馬頭様と畜懇碑にお参りし、1年の感謝をするのが私たちの牧場の決まりです。そしてお参りが終わったあとは、上田家で紅白を見ながらささやかな忘年会をします。
夜が明け、元旦はまた各々馬頭様に年始のご挨拶をしに行きます。
きっとそれぞれ「今年の目標は~…」と、新年の誓いを心で唱えていたはずです。
元旦の朝といえども、動物を飼っていると毎朝同じように世話があります。
お正月だからこそしっかり起きて仕事をする。
普段と同じことをしているのに、不思議といつもよりもすがすがしく気持ちがいいんですよね。
昨年よりも、昨日よりも良くなるように頑張りますので、今年もどうぞよろしくお願いいたします。