北十勝ファーム便り

letter

北十勝ファーム便り NO.3

繁殖牛を放牧しました
放牧地の草もやっと伸びてきたので、5月下旬から順次、繁殖雌牛を足寄町・釧路市音別町の牧場へ放牧しています。牛達も待ちに待ったこの季節。
ほぼ毎日広い放牧地を巡回して健康チェックをするのはちょっと大変なのですが、やっぱり大自然の中でのびのびと過ごす牛達の姿を見るのはいいなぁと思います。

牧場へと続く道
足寄町の本場は足寄町の市街地から車で約3分。町内の農家さんの中では比較的町に近いところにあり、敷地は小高い山の上に位置しています。
牧場へ続く道は主に 2 本あるのですが、そのひとつがこの砂利道。
夏は木々の葉がうっそうと茂り、まるでジブリ映画のワンシーンのような木のトンネルになります。牧場へ遊びにいらした際は、是非この道も通ってみてください。

NY ドライエイジングビーフ視察ツアーに参加して参りました
先月下旬に、日本ドライエイジングビーフ協会が主催するNYドライエイジングビーフ視察ツアーへ参加させて頂きました。日本におけるドライエイジングビーフの第一人者である静岡県㈱さの萬の佐野佳治社長がツアーのコーディネイトをつとめられ、ドライエイジングビーフを取り扱うレストランや大手ハイエンド・スーパーマーケット、加工業者などを視察して参りました。
牛肉を吊るしてドライエイジングで熟成させるという手法は、正確にはいつからという記録は不明だそうですが、1950 年代から 60年代の初めころに広まっていったそうです。60年代中旬には手頃なウエットエイジングが登場し主流になっていったそうですが、80年代に入ると、高級ステーキハウスやハイエンドな高級レストランがより美味しいステーキを追及しドライエイジングを始めたことによってNYでドライエイジングビーフの認知度は急速にあがり、現在では肉屋や高級食材店、大手ハイエンド・スーパーマーケットでも扱われるようになってきているそうです。
私達の育てた牛達をより美味しく、よろこんで食べて頂ける幸せな牛にしたい。そんな思いでこれからも情報収集に努めつつ、飼養管理も含め社員一丸となって努力していきたいと思います。